過去の日記
最新の日記
全て表示
お気に入り
めぐり逢うことばたちB-2
めぐり逢うことばたちB
《霜川年譜》などメモ帳
リンク集
東京の賢治
三島霜川メモ
おくのほそ道奇行
さるさるおすすめ
こだわりショッピング
無料日記を借りよう!


|
|
■2005/03/29 (火)
“君が情の仮寐の床” |
“茶屋が裏ゆく土手下の細道に落ちかかるやうな三味の音を仰いで聞けば、仲之町芸者が冴えたる腕に、君が情けの仮寐の床にと何ならぬ一ふし哀れも深く、”
と一葉が「たけくらべで」書いた中に引かれている一節“君が情けの仮寐の床に”を、なぜか三島霜川の「はんけち」のなかでも見つけ、これは単なる偶然でないことに思い至りました(両作品の「はんけち」の寓意の不思議な符合にも注意が必要かと)。
それはそうと、深草少将の故事にちなむと言われる「香に迷ふ(御所車)」という端唄は、「君が情《の》仮寝の床」ではなく「君が情《を》仮寝の床」の方が元のかたちかなと思うのですが、私には確かめようもありません。
きょうもメモでした。
(あくまで参考に、現代仮名遣いのものです)
「香に迷う」
香に迷う 梅が軒端に匂い鳥、花に逢瀬を待つとせの
明けて嬉しき懸想文 開く初音のはずかしく
まだ解けかぬる薄氷 雪に想いを 深草の百夜も通う恋の闇
君が情けを仮寝の床の 枕片敷く夜もすがら
|