めぐり逢うことばたち

短詩・樹花たまには歴史の歳時記 by かぐら川

2008年05月13日

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さるさる日記
■2008/05/13 (火) 金沢――犀星を歩く

 午後から、金沢。野田山墓地と犀星の育った雨宝院を訪問。

 後に詩集『抒情小曲集』におさめられ室生犀星の名を世に知らしめることになった「小景異情」や「都より帰りて」(のちの「かもめ」)などの詩群を生み出した当時〔1912/13年〕の犀星は東京ではなく、帰郷し金沢にいたこと。この画期的な“詩群”の懐胎と生誕のその時期に、しかも犀星と至近距離の犀川のほとりに、柏村〔中原〕中也一家がいたこと。――の意味を、先日からずっと考えています。

 幼い日の中也は、みずからの内に芽生えていた詩魂に一つの姿態を与えつつ苦吟していた若き犀星に、犀川大橋の上や片町の雑踏の中ですれちがっているはず、です。

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