きっこの日記

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2008年09月10日

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さるさる日記
■2008/09/10 (水) 三笠フーズ殺人会社 1

大阪の米粉加工会社「三笠フーズ」が、国が「絶対に食用にはできない」って判断した猛毒の「事故米」をタダ同然で買い取って、農水省が把握してるだけでも90社にも上る酒造メーカーや菓子メーカーに売ってた問題で、農水省は、この90社の名前を公表しようとしない。公表してくれれば、あたしたち消費者は、そのメーカーの商品を口にしないように自己防衛できるのに、自民党の総裁選をシナリオ通りに演出して、その流れで解散総選挙に持ってくために、マスコミを総動員して自民党の宣伝に余念がない今の時期だから、できるだけこの問題を大きくしたくないからだ。

何しろ、フクダちゃんが何も仕事をしないで政権を放り投げちゃったのに、アベシンゾーのアトガマにフクダちゃんを担いだ自民党の議員たちって、誰1人として国民に謝罪してないじゃん。それどころか、麻生のバカも与謝野のバカも小池のバカも石破のバカも石原のバカも、みんな頭がおかしくなったんじゃないかって思うほどハシャギまくっちゃってて、どこまで国民をナメてんだろう?って感じだ。どうせ、麻生のバカが総裁になることが決まってて、他のバカどもなんて解散総選挙に向けての単なる「盛り上げ部隊」でしかないのに、自民党の議員たちって、目の前で起こってる国民の命に関わる問題よりも、こんな幼稚なデキレースを演出することに全精力を傾けてるんだから、もう完全に終わってるよね。

ホントなら、これほど大規模な問題が起こったんだから、農水大臣はもちろんのこと、総理大臣が緊急会見をひらいて、国民に対策を発表するのが普通なのに、今のフクダちゃんなんて、すでに総理大臣を辞めちゃった気分でいる。今回の「三笠フーズ」の問題が発覚して、社長の冬木三男が謝罪会見をひらいてた6日、フクダちゃんがどこで何をしてたのかって言うと、これだ。

「夫人と絵画展、ホテルで昼食 福田首相の気ままな休日」(時事通信)
福田康夫首相は6日、貴代子夫人と外出。自民党内で、自身の後継総裁選びが過熱する中、退陣表明後最初の休日を気ままに過ごした。(2008年9月6日)

サスガ、極めてマトモな感覚の記者から「他人ゴトのように見えるのですが」って言われたら、逆ギレして「あなたとは違うんです!」って言うだけのことはある。全国に何百トンもの猛毒の「事故米」が流通してたっていうのに、その国のトップが、ノンキに「気ままな休日」を過ごせるなんて、「あなたとは違うんです!」ってセリフの通り、あたしたちとはまったく違う別世界の住人なんだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

■2008/09/10 (水) 三笠フーズ殺人会社 2

‥‥そんなワケで、この国の現在の政府である自民党は、「三笠フーズ」が猛毒の「事故米」を売ってた90社もの名前を把握してるのに、農水省にたった5社しか公表させなかった。それは、喜界島酒造(鹿児島県)、西酒造(同)、光酒造(福岡県)、抜群酒造(熊本県)、六調子酒造(同)の5社で、あと、自ら名乗り出た美少年酒造(熊本県)ってワケだ。で、この6社の名前を見て、あたしは、「喜界島酒造」に見覚えがあったので、「きっこの日記」の過去ログを検索してみた。そしたら、2007年1月1日と、2008年1月6日に、あたしは「喜界島しぶき」っていう黒糖焼酎を飲んでた。両方とも、いただき物で、2007年1月1日には、お正月ってことで楽しく飲んでる上に、「どっしりとしてるのに飲みやすくて美味しい」なんて感想を述べてた。そして、2008年1月6日には、「釣りバカ日誌 あとは能登なれハマとなれ」を観ながら、これまた楽しく飲んでた。

それで、あたしは、「黒糖焼酎ってお米は使ってないのかな?」って思って、調べてみた。米焼酎の原料はお米だし、麦焼酎の原料は麦だし、蕎麦焼酎の原料は蕎麦だし、芋焼酎の原料はサツマイモだけど、黒糖焼酎に関しては、黒糖だけで作られてるのかどうか知らなかったからだ。もしかしたら、お米と黒糖を合わせて作ってるって可能性もある。それで、あたしは、ビクビクしながら調べてみたんだけど、そしたら、あたしの予感はドンピシャだった。黒糖焼酎って、お米と黒糖から作られてたのだ。それで、ものすごく心配になったあたしは、今度は「喜界島酒造」のホームページを見てみた。そしたら、9月9日付で、こんなコメントがリリースされてた。

■2008/09/10 (水) 三笠フーズ殺人会社 3

「三笠フーズ」事故米の取り扱いについて

この度は、弊社黒糖焼酎をご愛飲の皆様には図らずも大変ご心配をお掛けすることになり心よりお詫び申し上げます。本件に付きまして、お電話、メール等でのお問い合わせが殺到しており、その全てにご返答できない場合もございますので、弊社ホームページに、これまでの経緯と現況を掲載いたします。
弊社は「三笠フーズ」とは取引はございませんが、その関連会社である「(株)辰之巳」と取引があり、「(株)辰之巳」を通じて事故米が弊社に入荷していることが9月7日に九州農政局鹿児島農政事務所からの連絡で明らかになりました。
早速、事故米の入荷日から、製造された原酒を特定しましたところ、事故米を使用して製造された原酒は現在在庫として原酒のまま貯蔵していることが判明しました。今現在、それらの原酒は商品として出荷されておりませんが、その安全性について、農政局の指導の本当該保健所を通じて詳細な調査を行い、その結果を踏まえた上で、今後の取り扱いについて検討してまいります。
また、現在、市場でお取り扱いいただいている、あるいはご愛飲いただいている弊社商品は全て事故米を使用しない安全な商品であり、今現在、販売自粛も自主回収も致しておりません。安心してお召し上がりください。
皆様には多大なご心配をお掛けいたしますが、これまで販売いたしました商品には事故米を原料とした原酒が一切含まれていないことをことをここに証するとともに、これまで以上に商品の安全性に注意を払い、安心して召し上がっていただける供給体制の確立を目指し更なる努力を重ねてまいります。

‥‥そんなワケで、このリリースを信用できるのなら、あたしは大丈夫だったってことになる。だけど、「三笠フーズ」の不正を告発した関係者によれば、この手口の不正は、最低でも10年以上前から行なわれてたって言ってるし、複数の従業員も同様の証言をしてる。そして、「喜界島酒造」とおなじく、「三笠フーズ」の子会社の「辰之巳」から事故米を仕入れてた「美少年酒造」の緒方直明社長は、「30年も付き合いのある会社なので信頼していた。まるで詐欺に遭ったようなものだ」ってコメントしてた。

■2008/09/10 (水) 三笠フーズ殺人会社 4

つまり、ニポン酒の「美少年」の場合は、去年も一昨年もその前も、最低でも10年前から、この事故米でお酒を作ってたってことで、多くの人たちが飲み続けて来たってことになる。そして、この「喜界島酒造」のリリースに書いてあることは、あくまでも「今回発覚したぶんの事故米について」のことであって、去年より前のことについてはまったく触れてない。だから、「喜界島酒造」が、去年までは別の会社からお米を仕入れてて、今回初めて「辰之巳」から仕入れたって言うのなら、このリリースの通りに、あたしたちは安心できるってことになる。だけど、その点については、まったく触れてない。「喜界島酒造」が、いったいいつから「辰之巳」と取り引きしてたのか、その点が明らかにされない限り、「今後のこと」はいいとして、「これまでのこと」に対する責任問題は明確にならない。

それに、このリリースでは、「弊社は『三笠フーズ』とは取引はございませんが、その関連会社である『(株)辰之巳』と取引があり〜」なんて書き方をしてるけど、この「辰之巳」って会社は、「三笠フーズ」の社長、冬木三男が、事故米を売りさばくために作ったダミー会社で、実態は1つの会社なのだ。それは、これを見れば一目瞭然だろう。

「三笠フーズ株式会社」
大阪府豊中市二葉町2−5−30
代表取締役 冬木三男

「辰之巳米穀株式会社」
大阪府豊中市二葉町2−5−30
代表取締役 冬木三男

この事実を見れば分かるように、「辰之巳」と取り引きしてたってことは「三笠フーズ」と取り引きしてたってことで、実際に取り引きをしてた「喜界島酒造」が、こんなことも知らなかったとは思えない。そう推測すると、このリリースの書き方は、消費者に対する「体裁」でしかないってことになる。「喜界島酒造」を始め、「三笠フーズ」や「辰之巳」と取り引きしてた会社は、即刻、いつからどれだけの取り引きをしてたのか、明細を公表すべきだろう。「三笠フーズ」側が「最低でも10年前からやっていた」って言ってる以上、これは、食品メーカーとしての義務であり責任だ。

■2008/09/10 (水) 三笠フーズ殺人会社 5

‥‥そんなワケで、今回発覚した事故米に含まれてた「カビ毒」は、「アフラトキシン」ていう猛毒で、ダイオキシンの10倍以上の毒性があり、「地上最強の天然発ガン物質」って呼ばれてる。それも、何種類もの「アフラトキシン」がある中で、もっとも毒性が強いとされてる「アフラトキシンB1」だったのだ。もちろん、これだけじゃなくて、中国の毒ギョーザ事件で有名になった農薬、「メタミドホス」もタップリと含まれてる。だからこそ、検査に引っ掛かり、「絶対に食用にはできない」って判断されて、文房具の「糊(のり)」の原料にする以外は使用しちゃいけないって言われてたワケだ。

ちなみに、ネズミを使った動物実験では、1匹のエサの中に15マイクログラムの「アフラトキシンB1」を入れたら、すべてのネズミに肝臓ガンが発生したそうだ。1マイクログラムは、100万分の1グラムだから、いくら体の小さなネズミだとは言え、顕微鏡を使わなきゃ見えないほどの量をたった1回与えただけで、100%のネズミが肝臓ガンになったのだ。

そして、この「アフラトキシンB1」の恐ろしい点は、もう1つある。アメリカ産の狂牛肉でオナジミの「異常プリオン」とおんなじに、熱しても凍らせても乾燥させても何をしても分解しないで、その食品の中に残っちゃうのだ。だから、「アフラトキシンB1」の付着してるお米を炊いて、蒸して、発酵させて、お酒にしても、「アフラトキシンB1」は、そのお酒の中にそのまま残ってる。「アフラトキシンB1」の付着してるお米を炊いて、蒸して、自動キネツキ機でついて、焼いておせんべにしても、「アフラトキシンB1」は、そのおせんべの中にそのまま残ってる。

■2008/09/10 (水) 三笠フーズ殺人会社 6

‥‥そんなワケで、ここで、「済生会兵庫県病院」のホームページの「肝臓癌について」の説明から、一部を引用して紹介する。

「肝臓にできる癌には、原発性(肝臓内の細胞から発生するもの)と転移性(他臓器の癌が肝臓に転移して発生する)がありますが、今回は原発性肝癌について述べます。原発性肝癌は、胃癌、肺癌についで死亡者数第3位の癌で、最近の20年間で死亡者数が約3倍と増加しています。男女比では3:1と男性に多く、また地域分布では西日本に多いとされています。」

全国の都道府県別の肝臓ガンの死亡率を見ると、ここに書かれてるように、西日本に集中してる。他のガンは、全国に平均的に分布してるのに、ナゼだか肝臓ガンだけは、1位が福岡県、2位が佐賀県、3位が広島県、4位が大阪府‥‥ってふうに、上位4県だけじゃなくて、5位以下もずっと西日本だけに集中してる。そして、肝臓ガンによる死亡率が全国1位の福岡県には「三笠フーズ」の倉庫があり、2位の佐賀県には「三笠フーズ」の「工業用のり加工会社」を装ったダミー会社があり、4位の大阪府には「三笠フーズ」の本社があるのは、単なる偶然なんだろうか?

さらには、肝臓ガンによる死亡者数の年間の推移を見ると、1960年から1980年までは、男女合わせて8000人から9000人程度でずっと横這いなのに、1980年を過ぎたころから急激に上昇を始めて、1990年には25000人、2000年には36000人と、ものすごいイキオイで増えている。もちろん、人口が増えれば死亡者数も増えるのは当たり前だけど、ニポンの人口の推移は、1980年には約1億1700万人、1990年には約1億2300万人、2000年には約1億2700万人と、ビミョ〜にしか増えてない。それなのに、この20年間で、肝臓ガンで亡くなる人は、3倍から4倍くらい増えてるのだ。

たとえば、1億人の人口が3億人に増えたのなら、肝臓ガンで亡くなる人の数が3倍になってもおかしくないだろう。だけど、人口は1割も増えてないのに、肝臓ガンで亡くなる人の数だけが3倍から4倍も増えてるなんて、何らかの原因があるとしか考えられない。それに、20年前には、肝臓ガンの死亡者も、他のガンの死亡者とおんなじに、全国に平均的に分布してたのだ。それが、ここ10年から20年の間に、西日本の死亡者だけが急激に増加して、こんな数字になっちゃったのだ。

■2008/09/10 (水) 三笠フーズ殺人会社 7

一応、国立がんセンターの、肝臓ガンによる死亡者の全国分布図と推移のグラフをリンクしておくので、興味のある人は見て欲しい。

「分布/男性」
http://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1098_08_2005.jpg

「分布/女性」
http://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1099_08_2005.jpg

「推移/男性」
http://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1015_08_1958-2005.jpg

「推移/女性」
http://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1016_08_1958-2005.jpg

‥‥そんなワケで、もしも、この肝臓ガンの死亡者数だけが西日本に偏ってるっていう異常な状況が、10年以上も前から続いてた「地上最強の天然発ガン物質」である「アフラトキシンB1」を含んだ事故米の流通によるものだったと仮定すると、これは、薬害エイズ事件や薬害肝炎事件をも上回るほどの、史上最悪の大量殺人事件てことになる。それも、1つの企業が、私利私欲のため組織ぐるみで猛毒をバラ撒き続けてたんだから、首謀者は万死にあたいする大犯罪ってことになる。そして、過去5年間に100回近くにも及ぶ立ち入り検査をしておきながら、その都度、検査の前に担当者がわざわざ「三笠フーズ」に電話して、「○月○日に検査に行く」ってことを伝えて、検査の当日にはヤバイものはすべて隠すように手を回してた農水省も、グルだったとしか思えない。さらには、全国の農政事務所で事故米の入札があるたびに、農水省の担当者がご親切に「三笠フーズ」に連絡して斡旋してたんだから、これはもう、完全に、「防衛省」と「山田洋行」の癒着の構図とソックリだと思う今日この頃なのだ。

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