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ほんの40日ばかり間を置いて二組の沖縄行きを案内したわけだけど、旅をする人によって随分その質が違うことを思わずにいられない。
前の時、朝夕のお化粧と身仕舞いに1時間近くかかる人たちがいた。夜はともかくとして、朝1時間あれば市場へ行って来ることも出来るものを、と、ざぶざぶ洗ってつるっと塗るだけで終わる私は思っていた。
買い物にとても熱心だったので、見る(見せる)つもりの場所へ行かないで終わってしまうことも多く、半分以下しか廻らなかったと思う。口に出すと私の品格?にかかわるようなことにも出会った。
今回。朝食は7時(食堂の開く時刻)にしようとHさんに言われていて、行ってみるともう朝の散歩が済んだという。前日ざっと案内した農連市場、5時頃が盛りだと思う、と私が言ったので、5時に行って見た、と。
案内しようと思ったところは全部行けて、時間にゆとりがあり、私の行きたいところへも行った。チエおばーのところ、古本屋。だから費用はかかりながら自分のしたいことは何も出来ないつらさなど、味わうことがなかった。
支払は全部Hさんがして、その明細は領収書と一緒にコピーして配られ、四等分した一人分を彼に払えば済む。一日当たり、一番かかったヤンバルへ行った日で7千円台だった。
Mちゃん、Oさん、私の3人は、おかねの心配を何もしないで済むのだった。
夕飯が済むと男の子はさっさと部屋に引き取ってしまう。それからビールなど飲んだらしい。まことにお行儀のいいことだったが、もう少しおしゃべりくらいしたらいいのにね。と、ラクならラクでMちゃんと私は託っていた。
雪で欠航して、思いがけずMちゃんと二人になったとき、お店で服を身体にあてて鏡をみたり、小物をとっくりと手に取ってみたりしたのは新鮮で、男の子がいない楽しさもあるね、と言ったけど。
旅をすると人がよくわかる。今回のメンバーが含まれるならまた同級会旅行もいいと思ったほど、楽しかった。
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■2010/02/08 (月)
栄町おばぁラッパーズ |
栄町「べんり屋」のギョウザを食べるというディープな体験をしてきたが、栄町と言えばもう一つ、とても気になるのはおばぁラッパーズ。土曜の午後、栄町市場に出没するらしいが、このところ人の案内ばかりでなかなか会う機会がない。
検索してみたら、ちゃんと動画が、しかも複数、見られるようになっていた。3人のうち両側は、たっぷりとした体型のまだまだネーネーだったが、一人はこれ本当におばぁなんだね。
額が広くなり、やや薄くなった髪をちゃんとうちなーからじに結い、ジーファー(かんざし)で止めている。黒っぽいうちなー仕立てのきものを着て細い帯を締めている。あれだけ動いてはウシンチーに着られないだろう。ウシンチーは下着の帯にきものを押し込んでふわりと着るもの。紅いティサージ(手拭い)を帯に挟んでいる。
脇の二人は思いきりだぶだぶしたジャージーのようなものを着た人と、Tシャツ半パンツに栄町だ と書いた帆前掛け、頭に赤と黄に染め分けた沖縄の箸(特大)を二本挿した人。
ヨー ヨー ヨーというかけ声のほかにウリ(それ) ウリ ウリとか、イーヤーサッサが入る。「シカマチ カンパチ サカエマチ」というのは昔からある言葉遊び。「ずーっとよろしくゴザイマス」ゆたしくうにげーさびら(よろしくおねがいします)をウチナーヤマトゥグチで言うとよろしくゴザイマスなのかな?
「ハイサイハイサイ 野菜ハイサイ果物ハイサイ笑顔もハイサイ」。「ムルマーサン ムルマーサン」は全部美味しいということ。
本物のおばぁの動きも軽く、おしりをきゅっきゅと振っても可愛いばかり。サカエマチすごいなあ。沖縄すごいなあ。
内田百間の随筆に、柱時計を贈られた人が「孫末代までの万年道具、良いものを頂きました」とお礼を言うところがある。その後その人は時計を質屋に入れて?食べてしまうのだけれども、「まんごまつだいまでのまんねんどうぐ」というお礼の言葉が印象に残る。
昨日買った蒸籠用の簀の子を洗って干す。竹を削って木綿糸で編み綴じて作ってあるが、竹も糸もしっかりと太く、これはもう一生道具である。
蒸籠を作る人は蒸籠だけ、釜の蓋を作る人はそれだけを作るから、いままでうちの簀の子は間に合わせの古物だった。これが手に入ってほんとに良かった。
昔は、台所のものでも、鎌や鍬の農具でも、きものでも、みな大方は一生ものだったのだろうね。だからそれだけの値段もしたろうが、手に入れれば大事に使って保たせたのだ。
売る方も、時たま売れればよしとして、買おうが買うまいが、店に来る人にお茶を出して、半日でもぽつりぽつり話をしたり。
今どきの、ほいと買える値段のものはまた傷むのも飽きるのも早く、捨てて買い換えてゴミを増やして。だからお金を得ることにも忙しくて。
むかしを今になすよしもがな。
沖縄の市場通りで見たバーキ(籠)、あれも一生ものだ。太めの割り竹で底を編み出す時は四角、上へ行くと丸くなっている。縁も太めの竹でしっかりとかがって、行ったり来たり、往復かがってあるから丈夫そうだ。
洗濯を済ませるころ、沖縄からの荷が届いた。解いて、二度目の洗濯。
弟が、地元の金物屋が閉店するので何でも半額である。チラシなど入れない口コミで、流行っている、という。
風が強く、地吹雪を巻き上げては過ぎる悪天候で、新潟空港は今日も除雪のため閉鎖だという。一昨日閉鎖、昨日午前中閉鎖、では、昨日午後のほんの隙間に帰って来たのだ。
そんななか、金物屋を見に。品物は上等でしっかりしており、値段もそれなりなので、半額と言ってもそう無茶な値段ではない。
雪作業用のゴム手袋。ブリキのバケツ。蒸籠用のスノコ。アルミのケーキバット。ゼリー型。篩い(アミの細かさ3種類)。
お湯のポットが欲しかったが夫が要らないと言う。帰り道、やっぱり欲しかったので義妹に買っておいて貰うよう頼んで来た。ホームセンターにあるのは安いとしても、花の柄なんかついているのだ。こういう、ステンレスだけのしっかりしたのがいい。もう何年も、一つ要ると思っていた。
こういうしっかりした、昔ながらのお店は、ホームセンターに駆逐されてしまうのだ。金物屋にかぎらないけど。
昨日空港で、ばかに多い出迎えは修学旅行のだった。なにか教師の話があって、解散して、さーっと去ったが、中には迎えも便乗もない子が小数いたらしい。私たちの乗ったバスまで待ち、1時間半乗って駅まで出た。私が中学生ならまず間違いなくこっちの方だろうと思うと、若い空腹や寂しさが伝わってくるような気持ちがした。
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■2010/02/06 (土)
2月5日 金壺食堂 ベジタリアンバイキング |
朝は近くの農連市場へ行き、ポーポー、田芋など買う。Mちゃんはもずく餅というのを見つけて買う。
小麦粉を薄く焼いて、アンダンスー(あぶらみそ)を塗ってくるっと巻いたポーポーは軽食にちょうどいい。もずくもち、Mちゃんは美味しいというが、モズクと甘みがミスマッチのように思う。お茶をいれて飲み、なおお湯を足して、空いたペットボトルに詰めた。
また現れたので佐辺さん驚く。ジャコ買い足し、すっぱい昆布のおやつを貰う。佐辺さんの斜め前に古本屋が出来ていた。「オキナワ・マイ・ラブ」ほか買う。あるじはサツマイモを銀紙に包んで七輪に載せ、盛んにあおぎながらイモ食べて行けという。
ころっとふとったオバーがふたり、その店の前でモヤシのひげ取りをしていた。にこにこと可愛らしい。写真撮ってもいい?と聞くとだめだという。ハイ残念、またねー、と去る。
トクさんに空港までの送りを頼み、一緒に金壺食堂でお昼。四角いプレートに好きなおかずを好きなだけ取り、ご飯かお粥を盛り、どちらもお代わり自由で500円という気前のいい食堂。おばさんは台湾の人だという。
落花生の煮豆(柔らかく、薄味に上手に煮てある)、大根や人参、昆布の煮付け、インゲンの炒め煮とお粥を食べた。チマキを買って行こうかと思ったら早々と売り切れであった。どんどん混んできて相席が出始めて帰る。
今日飛行機は飛ぶことを確かめてあったが、大雪なので、途中機長の判断で行き先を変更して羽田に降りるかも知れないと言われた。
修学旅行(中学生)と一緒。途中雲の上の富士を見る。一回目ほどくっきりとしてはいなかったが、Mちゃんが熱心に見張っていて見つけたのだ。
空港と駅を結ぶバスがなかなか来ない。やっと乗ったら、道は雪ででこぼこになっており、そろそろ走っては止まってしまう。車はびっしりつながって、駅まで25分の道のりを1時間半かかった。
新幹線に乗り、Mちゃんは燕三条に9時半着。私は長岡に9時40分着。10時過ぎ、家へ着いて、急いで夕飯を作って食べ、12時に寝る。
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■2010/02/06 (土)
2月4日 雪で欠航・延泊 |
博物館へ。全員70歳以上の無料券をもらい、またHさんは視察ふう。
泡盛、梅酒など買いたいということで「仲間民芸」まで歩いたが、梅酒が不足。配達の人を待って買い物を済ませた。
空港で、Hさんが腕を交差させて×を作りながら歩いて来ると思ったら、雪のため欠航。
男性は羽田回り、新幹線経由で帰るという。Mちゃんと私は明日に振り替えて貰ってもう一泊することにした。
トクさんに来て貰う。柏青荘に電話。テーブルにキーを置くから、ノートに名前を書いてキーを取って部屋に入るように、と言われた。
はー、一晩儲かったねー。ということで、市場へ行き、野草の天ぷら(センダングサらしい)、漬け菜で包んだおむすび(中味は昆布の佃煮)、ジーマミトーフなど買って帰った。熱いお茶を入れてそれらを食べる。サーターアンダーギーもあり、果物はカニステル。
支配人がノックして、タオルと歯ブラシを持って来た。宿泊費二人分5千円払う。明日はテーブルにキーを置いて出ればそれでいいという。
それぞれ本を読みなどしておとなしく寝た。
風呂はシャワーだけで、お湯もぬるかったので略した。
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■2010/02/06 (土)
2月3日 のーまんじゅう・よね食堂・べんり屋 |
首里城、Mちゃんと私は不参加。小雨のなかを探した山城まんじゅうは休み。儀保まんじゅうを二つ買う。月桃の匂う温かい大きいまんじゅうに、食紅で勢いよく「の」と書いて月桃の葉に包んでくれた。10年前よりあんこが甘い。
沖縄ワールド。エイサーを始まりから終わりまで見て、あらためて鍾乳洞から全部見る。すごい湿気で眼鏡が拭いても拭いても曇るので外してしまった。地上へ出てさとうきびジュースを飲んで休む。
Hさんの見物の仕方は見物というより視察ふうで、メモなどとりながらさっさ、さっさと歩いて行く、村内はかなり駆け足。
戦跡へ行くことにして「雪花菜」へ入ると、ちきあぎーは売り切れ、ごはんはあと二人分しかないというので、Mちゃんの好きな「よね食堂」へ移動。名前は覚えていなくて、いろいろ言ってトクさんに思い出して貰ったのだ。
Mちゃんと私は煮付け、トクさん野菜炒め、Hさんしょうが焼き、Oさん焼き肉丼。私はゴハンを半分にしてもらう。それでも煮付けを半分残す。みなさんも多くてやっと食べた、という。
豊見城近くまで移動したので、戦跡は止めて道の駅「うまんちゅ市場」へ。
早めに引き上げて、農連近く、いつもの佐辺昆布店で買い物。頼まれた黒糖やジャコ、自家用の根昆布、ナマ食昆布など。脱いだものなども入れて着払いの荷にしてもらった。
古本屋とくふく堂で平野恵理子の本など。
ホテルのサービスの夕食は中華にして、ゆっくり食べた。
この晩またおしゃべり。Hさんたちは自室でビールなど飲むらしい。じつに始末がいいというか、張り合いがないくらい行儀がいい。
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■2010/02/06 (土)
2月2日 許田・伊豆味・今帰仁 |
朝食は7時にしよう、と言われていたが、その前にHさん農連市場まで散歩に行って来たとのこと。早朝の散歩は日課だというが、さっそく農連へ行ったのにびっくり。
朝食会場は団体客でぎっしり、別の部屋も開放してある。
目玉焼き、茹でて刻んだオクラ、もずく、ゆしどうふ、を取って、おかゆを食べた。梅干しを持って行ったのが役に立った。
食後ライチー、パイナップル、バナナ。皆さんコーヒー、私は水。
トクさん9時に来る。許田道の駅を経て今帰仁城へ向かうが、みなさんに30分くださいと頼んで伊豆味のチエさんのところへ寄る。玄関で団子を渡すだけのつもりだったが、電話で在宅を確かめた時から用意を始めたらしいヒラヤーチーやハムの炒めたのを並べてお茶を飲めという。みんなで上がり込む。去年トーカチの祝いだったそうで写真や感謝状を見せてもらった。私は帰りに三千円のお小遣いまで貰ってしまった。
陽も射して、お城は桜の見頃。みんなに意識させず写真を撮ろうとすると後ろ姿ばかりになってしまう。
疲れて、とにかく腰を下ろしたいので、水族館は3人で行ってもらった。
トクさんが、少し廻って来ましょう、と、備瀬のフクギ並木を見せてくれた。見たい場所の一つだったが、水族館と隣接しているとは知らなかった。
目を凝らして外を見ていて、ついに野生のシークワサーを見つけた。取ろうとしたら、ハブがいない保証はないと、トクさんが棒で地面を叩きながら行って取ってきてくれた。鳥がつついているのばかりで、三つ採れた。
メジロの群。あれは渡りだ、とトクさん言う。寒い時期、本土から渡って来るのは機敏で、土着のメジロかどうか見ればわかる。という。あんな小さいものが渡りをするのか。島を伝うのだろうか。
夕食を、栄町市場の「べんり屋」のギョウザにして、トクさんも誘って寄る。小さい店の前の路上でビールを飲んでギョウザや小籠包を食べている人々。キャンプ用のような折り畳みのテーブルが追加され、熱々のギョウザを食べた。次々人が来て、30人近くがシャッターの降りたよその店の前で食べる。中国から来た奥さんは黙々と皮を伸し、包み、体型の小太りも似たダンナは汗をかいて焼いたり、蒸したり。給仕する女の子二人も中国の人らしい。休む間もない。
早寝した。
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■2010/02/06 (土)
2月1日 気温差17度 |
快速電車で新潟へ。4人揃って空港へ。
空港の売店で笹団子の五個入りを二袋買った。チエおばーに会えることを願っているから。
機中Mちゃんのくれた海苔巻きでお昼。
モノレールに乗っていると、冬の身なりが重く感じられて汗が出てくる。牧志で降りればいいものを安里まで行ってしまい、皆さんを多く歩かせた。すぐセーターを脱ぐ。気温19度は今朝より17度高い。
博物館は月曜で休みだというので、公設市場、農連市場へ案内。
夕食「とぅばらーま」団体でぎっしり。ライブが始まると大音響でつらい上にビギンの歌などばかりで民謡が出なかった。2回目の始まる前に出て行ってそう言う。トウバラーマや月ぬ美しゃ、繁盛節など八重山の唄が出て、カチャーシーもちゃんとたっぷりやったので9時頃帰る。この、宵の口にカチャーシーというのがいかにも観光客向きの店である。
男性二人はおやすみとさっさと部屋へ。Mちゃんとおしゃべり1時半まで。寝そびれて2時半。Mちゃん薬を飲んでさっさと寝る。
行って来ます
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