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■2006/04/09 (日)
4月5日〜7日の作品 |
4月 7日(金)
大空に待たれて蝶の生まれけり 羅
野に開くステンドグラス矢車草 檀
四次元をはめ込むパズル豆の花 振り子
4月 6日(木)
人民の人民による花祭 羅
余花仰ぐひとりの席に膝ただし 美代子
もくれんの空気の漏れてをりにけり 天気
4月 5日(水)
みすずかる春の空気の濡れてをり 羅
水草とブロンドで青目の娘 敬愚
春闌て金魚はすでに木の匂ひ 振り子
鳥声の遠きにぎはひ水草生ふ 羅
●翔びたたぬやうふらここの綱二本 うまきいつこ 『帆を張れり』 e船団<日刊:この一句>掲載
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■2006/04/03 (月)
3月21日〜4月3日の作品 |
4月 3日(月)
パッと桜パッと髪解く埒の外 振り子
深甚の風をこそ待つ残花かな 美代子
誤つて春の水母が鳴いてゐる 振り子
花の雨転がつてゆく缶ビール 園を
4月 1日(土)
電球の淋しさに蜘蛛来てゐたり 振り子
毎日もそうだから朝どうしよう 敬愚
灰皿のかたまつてゐる花の冷え 振り子
3月31日(金)
産声を上げる木の芽や浅間山 園を
爪先をくすぐって行く春の水 羅
●デッサンのはじめの斜線木の芽張る うまきいつこ 清水哲男『増殖する俳句歳時記』に掲載
夫が今よこを通りぬ春の暮 振り子
竹林の密みつと透き鳥の恋 羅
掃かれたる後の花冷ラブ・ホテル 美代子
3月29日(水)
擬古文を引きずつてゐる春の山 振り子
桜降る頃に終りし恋ひとつ 檀
3月28日(火)
深閑と鏡の奥の挫折かな 美代子
桜まで歩く昭和が重たいと 振り子
3月27日(月)
桜霞われの輪郭にじみをり 檀
桜咲きわれ例により沈みます 振り子
花時の体の中にかゆいとこ ぽぽな
3月26日(日)
やや青む都心や桜咲き初めて 美代子
花のなき視界に及ぶ花曇 四童
ポケットに流浪のコイン花の冷え 振り子
3月25日(土)
岡越えて華の山又岡の向こう 敬愚
花の夜の腹上死なら構はない 四童
花の昼バッハ・バロックよいとまけ 美代子
鶯の練習しをる「ネイマ」かな 四童
花種の中つま先で立つ みんな! 振り子
3月24日(金)
春雨がくぢらの海のやうに暮れ 振り子
3月23日(木)
住職に似てゐるものに佳織かな 四童
足長蚊に誘われて天井の守宮 敬愚
3月22日(水)
小鳥鳴き光溢れる弔ひや 美代子
鳩のなか下車する二人春の辻 振り子
3月21日(火)
啓蟄のざわめき鞄見失う 園を
変身や日暮の茣蓙の寒々と 四童
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■2006/03/19 (日)
3月13日〜19日の作品 |
3月19日(日)
春愁の前後に友の凡の窪 振り子
影の無い男が集ふ春競馬 美代子
春月やおまへについてゐるラジオ 四童
うららかに醤油焦がして雨上る 振り子
3月18日(土)
野の馬に鞍なし春のをんな泣く 四童
〔聖パトリック祭〕 緑麦酒!先ず乾杯だ!世の蛇に! 敬愚
Saint Patrick’s Day
Green beer!
First, a toast: To the health
of all snakes!
3月17日(金)
鈴振つて爺さんを呼ぶ春の靄 美代子
爺さんをやはらかくして鳥帰る 振り子
爺さんと水銀酸は区別する あめを
3月16日(木)
爺さんとGパンに吹く南風 園を
老若の土器投にさくさくら 敬愚
ちりめんじやこの一挙手一投足盛られ 振り子
EDと灯りて春の機械停まる 四童
ふつつかな頭蓋厨を出て朧 美代子
皿欠いて皿買ひ足しぬ春の昼 振り子
3月15日(水)
バーサンと略せりバードサンクチュアリ 四童
水曜の蝶へすすり泣く君よ 振り子
春の夜の善玉菌を慰める 四童
3月14日(火)
永日や母まだ汽車を捨てきれず 振り子
平面に見える階段春疾風 園を
空つぽの巣箱に春の雪はらはら 美代子
共和党ハ外!民衆党ハ内! 敬愚
3月13日(月)
子ら投げる豆喰う鬼の心哉 敬愚
鬼と色分けて十六豆スップ 敬愚
豆まくも半分あけた壊れ窓 又愚
豆食べる小鳥も少し心配が ゝ
豆を撒く狂人をどう思う一階 ゝ
下に住む人に豆撒かないように ゝ
種まきやブレスレットが光ってる 三亀
種を蒔く今来の神の真下より 振り子
てくてくと向かうから来る缶ビール 園を
つくしんぼくきくき謎が謎を呼び 美代子
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■2006/03/12 (日)
2月27日〜3月12日の作品 |
3月12日(日)
凹みにはまって喜んでいる 三亀
グラス透る光の彩も汐干かな 敬愚
3月11日(土)
この町の春は凸凹して暮れる 園を
ぽくぽくと卵を喰らふ春の闇 振り子
3月10日(金)
泥の足いまさら引けぬ干薇 美代子
春闌けて本家分家にあひる鳴く 振り子
3月 8日(水)
句作の上短歌重ねる日永かな 敬愚
句作の上短歌重ねる日永の夜 又愚
野蒜野にもう来てゐたる異星人 振り子
3月 6日(月)
蕗のとう地面破ると天のみある 敬愚
食われてこそ目出度し日本富貴の董 又愚
蕗のとう天ぷらいいとbatter-連 増愚
啓蟄やシンメトリーに窓開く 檀
隣人のシンメトリーの日永かな 四童
春眠の中恐竜の卵食ふ 振り子
花よりも木々が香りぬ涅槃西風 檀
土掘れば土よろこびぬ涅槃西風 振り子
木々芽吹く誰が死のうと生きようと 美代子
春の風うたがはしきは地動説 振り子
芽吹くもの眩しピアスの穴三つ 園を
3月 5日(日)
仮面外せり恋猫に背を向けて 美代子
冬木とは呼ばれなくなり霞みをり 四童
山不意に銀座のごとく笑ふなり 振り子
膝を割る距離しづかなる沈丁花 四童
3月 4日(土)
春の闇乳房ふくらむころからの 振り子
恋嵐聞かない猫の無口哉 敬愚
猫の恋きくのもいいがいや臭い 敬愚
3月 3日(金)
自在なる鉛直面を猫の恋 四童
時間ですよ暖かな雨降り続く 美代子
ノーといふ阿部完市のやうな蝌蚪 振り子
3月 2日(木)
つちふるや契りしあとの指相撲 振り子
3月 1日(水)
ときめきは突然やつて来る驟雨 美代子
二月末日枯山水に皺つくり 振り子
2月28日(火)
水銀のやうに融けてちちははであり 振り子
教室のテレビにとびら二月尽 四童
2月27日(月)
まはりたまへ水の地球よきさらぎよ 美代子
春の日に逆から捲る詩集かな 涼子
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■2006/03/05 (日)
2月27日〜3月5日の作品 |
3月 5日(日)
仮面外せり恋猫に背を向けて 美代子
冬木とは呼ばれなくなり霞みをり 四童
山不意に銀座のごとく笑ふなり 振り子
膝を割る距離しづかなる沈丁花 四童
3月 4日(土)
春の闇乳房ふくらむころからの 振り子
恋嵐聞かない猫の無口哉 敬愚
猫の恋きくのもいいがいや臭い 敬愚
3月 3日(金)
自在なる鉛直面を猫の恋 四童
時間ですよ暖かな雨降り続く 美代子
ノーといふ阿部完市のやうな蝌蚪 振り子
3月 2日(木)
つちふるや契りしあとの指相撲 振り子
3月 1日(水)
ときめきは突然やつて来る驟雨 美代子
二月末日枯山水に皺つくり 振り子
2月28日(火)
水銀のやうに融けてちちははであり 振り子
教室のテレビにとびら二月尽 四童
2月27日(月)
まはりたまへ水の地球よきさらぎよ 美代子
春の日に逆から捲る詩集かな 涼子
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■2006/02/26 (日)
2月22日〜26日の作品 |
2月26日(日)
朝から渡来人のやうな河見てをり 振り子
春驟雨日光ふじ屋の湯波(ゆば)甘し 美代子
重ね椀倒れし夕や鳥帰る 涼子
まどろみはいかなる秘境鳥帰る 振り子
2月25日(土)
赤い傘よ艸という艸元気のもと 敬愚
黄梅の下通るときいつも晴れ 美代子
包帯のかた結び立つチューリップ 檀
水仙叢る眼帯の紐ゆるみ 振り子
2月24日(金)
佐保姫が箒に乗つてやつてくる 四童
佐保姫の影より箒の影出づる
佐世保より陸路で米子よなぼこり 振り子
2月23日(木)
佐保姫の使ひ賜ひし長箒 檀
佐保姫とアホ爺踊る守宮の下 敬愚
佐保姫や針飛び続く夜想曲 四童
佐保姫の仕業によりて日永かな
天命やぐわんと自転車漕ぎだして 振り子
自転車で来る聖人よきさらぎよ 美代子
佐保姫の仕業か自転車倒れをり 四童
白梅や小娘になるお婆さん 園を
よなぼこり右脳の端が焦げ臭い 振り子
2月22日(水)
冴返りコールドスリープしたるかな 四童
三寒四温延命装置つけますか 美代子
塀越しの梅は真直ぐの枝ばかり 四童
夕東風やゆるく交せしげんまんは 振り子
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■2006/02/26 (日)
2月13日〜21日の作品 |
2月21日(火)
ハーフパイプ観たり伸びては縮む首 四童
恋猫を呼び寄せてゐる割烹着 美代子
燻製をしつかり作り二月の号外 振り子
春をしぐれてコロッケパンをぱふと食む 祐天寺
2月20日(月)
切り爪の大きく跳べり春しぐれ 美代子
春装の犬が相手のおばあさん 振り子
2月19日(日)
屋根先に二人歌垣のblackbirds 敬愚
大雪や本当に「ニュ」New York 又愚
何もなければ冴返るロマン美容室 振り子
梅林のさびしさに堪へ烏賊を焼く 四童
紅梅のこの艶やかな地上かな 美代子
白梅からみれば中毒の紅梅 振り子
2月17日(金)
小鳥聞く今年も春に顔向かぬ 敬愚
淋しいな!春ちかずくも鳥が鳴く 又愚
やさしさといふ業病に根芹摘む 振り子
ま寂しき夜(よ)や綿ぼこり宙に舞ひ 美代子
2月16日(木)
凡その顔を率ゐて風土記の丘 振り子
拇印押す青き太陽踏みしめて 美代子
あんぽ柿ぽつぽぽつぽと靴鳴らし 振り子
2月15日(水)
Valentine's Day / Coldest of the year / Coincidence? 敬愚
Valentine's Day / Well, the heart does help / keep me warm 又愚
Valentine's Day / This morning i fill up / my wine glass
滞りなく分娩すみぞれたる 美代子
忌日には水飲む飛行機雲を見て 振り子
2月14日(火
凍蝶の一部始終を黙読す 美代子
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■2006/02/12 (日)
2月6日〜12日の作品 |
2月12日(日)
薄明のミロの青ほどの火傷 振り子
2月11日(土)
一弦の弦も恐いは寒の朝 敬愚
寒しのぎに前世おぼえ後生のぞむ 振愚
闇裂かれば何とび出でぬ猫の恋 美愚子
美代子さんの<闇を裂くばかりや恋の猫鳴いて>の似句―
闇裂くらん何とび出でぬ猫の恋 々
手羽ささ身ぎぎぎと鳴いた建国日 振り子
2月10日(金)
闇を裂くばかりに恋の猫鳴けり 美代子
前世やつま先でかくアルペジオ 振り子
2月 9日(木)
雪間草青し秘(かく)してをりしこと 美代子
ゆかに寝る客も去ると春気分 敬愚
2月 8日(水)
啓蟄のてかてか光る益子焼 振り子
the shadow of your smile聴く遮光土器春浅し 四童
三角波に春の雪降るかゆさかな 美代子
包帯の下のかゆさよ鶯よ 振り子
2月 7日(火)
寒晴れに歌ふ尖塔blackbirds哉 敬愚
山ひとつ消えて眩しき雪の朝 美代子
2月 6日(月)
八方に雲一点もない寒さ 敬愚
窓五つ調べて雲のない寒さ 敬愚
次々と窓五つ寒晴れブルー 敬愚
Five windows
and every one brrr blue!
2月 6日(月)
舌伸ばし耳ひつぱつて春来る 振り子
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■2006/02/05 (日)
1月30日〜2月5日の作品 |
2月 5日(日)
舌出して元は火宅の寒椿 美代子
大和にもbrrrあるらし「さぶい」とて 敬愚
チェルシーという桟橋に春立ちぬ ぽぽな
春立つや三十五丁目でカルビ ぽぽな
春立つや練り歯磨に塩のつぶ 振り子
2月 4日(土)
ハングルに似たるHelloや春浅し 四童
海へ行く春色の汽車ばうと鳴る 四童(松田聖子さん有難う)
クレヨンの春色で描くブルックリン 東人
剥がされてクレヨンは今春の色 ぽぽな
2月 3日(金)
早春や缶のラベルが水に浮き 振り子
2月 1日(水)
可哀そう寒國ここはココ夏だ! 敬愚
春近き雨は蛙を欺けり 四童
春しぐれ海は無臭となる時間 振り子
あげませう春の雫に濡るる窓 美代子
春を待つ窓をいちまい下さいな ぽぽな
慢性やあたりかまはず春を待つ 振り子
1月31日(火)
鉄筋と鉄バクテリアを減らしけり 四童
鉄骨の継ぎ目継ぎ目や雪もよひ 振り子
春たつや空に翠の磨泥饅 (敬愚選)素丸
黒を着し吾が手を嫌ふ春の雪 美代子
1月30日(月)
雪折竹雪女手打饂飩哉 敬愚
霜踏めば鳴る月曜の鬱すこし 美代子
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■2006/01/29 (日)
1月23日〜29日の作品 |
1月29日(日)
チクタクと冬木に振り子晴れわたる ぽぽな
チューリップの芽がちくちくと純情路線 振り子
1月28日(土)
針灸の看板の前 雪をんな 園を
雪の夜の出歩いてゐる雪女 四童
晴れの日は出掛けています 雪女 振り子
雪だるまありしあたりの黒きかな 四童
在宅のしるし小さき雪だるま 美代子
1月27日(金)
他人に見せむと必死なる雪仏 敬愚
雪浅く四方から盗む雪だるま 敬愚
雪仏どんどん造れ!吾が輩も 敬愚
雪仏われもとおもへば沢山を 敬愚
雪仏われもとおもえば降毎に 敬愚
電球を掴んだ昔懐かしいフロリダと窓少し閉じれば 敬愚
是清翁像と並べる雪だるま 四童
富士が近くて友だちの雪つぶて 振り子
電球の晩節潔き四温かな 四童
入声のやうな電球皿に置く 振り子
藪巻のやうなる犬の駆け抜けり 四童
ストロボのなかは裸の木でありぬ あめを
ストロボに散りばめられし薄氷 振り子
花びらのやうに割れたる寒卵 美代子
1月26日(木)
思ひ出といふ粗大ごみ春隣 美四子(^^);
連衆よさらばと春の雪舞へり 美代子
休止符はことにみぞれと似てゐたり 振り子
1月25日(水)
凍雪の坂に枯葉の撒かれをり 四童
終節はぽつと明るい寒夕焼 美代子
むろんあのバッハも牡丹雪の晩 振り子
1月24日(火)23時37分44秒
むしろその八小節が雪女 振り子
色傘の寒東風に舞う窓の春 敬愚
雪の日のどこからか出る筵かな 四童
雪晴やエヴィアンの水飲干して 振り子
1月23日(月)
かごの雪そのままにして漕ぎにけり 四童
真白なる屋根機嫌良く並ぶ大寒 美代子
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